バッグの中の液体

今週のお題「こぼしたもの」

 

最近バッグの中でこぼしてしまった。

というよりも、こぼれていたという方が正しいのかもしれない。

 

帰り道、バッグに入っているポーチがちょっと濡れていることに気付き、

最初はポンプ式のアルコールの容器にフタがなかったので、アルコールが漏れてしまったのかと思っていた。

 

ニオイもそんな感じだった。

 

アルコールならそのうち乾くだろうと特に気にはしていなかった。

 

でも、なんかアルコールの感じと様子が違う…

 

まじか…

 

電車に乗る前に近所のドラッグストアで購入した

漂白剤の詰め替え(二回分)だ…

 

まさか袋から漏れているわけないだろう…そう信じていた。

 

信じていたからこそ、バッグの奥底にブツを忍ばせていた。

 

おそらく、そのせいで様々なものに圧迫されて密閉されているはずの袋から隙間ができて、漏れてしまっていたようだ。

 

詰め替え用袋もうっすら濡れている。

 

私は、詰め替え用の袋を信用しすぎていたことを後悔した。

 

バッグの中に入っているポーチ、ポーチからこぼれた鏡や口紅、財布、小銭入れ、小銭入れからこぼれた小銭、お清め塩スプレー、カーディガン、チョコレートの袋菓子は、不本意に漂白されてしまった。

 

出掛け先から、自宅までの約30分。

漂白剤を手につけたまま帰宅したのだが大丈夫だろうか、手の皮が剥けてしまうのでは…と心配していたのだが、24時間ほど経った今現在は、大丈夫。

 

まだ、アルコールだと思っていた帰り道に漂白剤を触った手で、

友達からもらったゴディバのお菓子とかチョコレートとかを手掴みで食べまくっていたのだが、それは大丈夫だろうか…今現在は、大丈夫。

 

明日も明後日も、その先も。大丈夫だと良いのだが…。

 

こうして私は、漂白剤の詰め替え(袋タイプ)をバッグの中に入れたまま

出掛けるべきではないということを学習したのはもちろん、

ポーチや小銭入れにちゃんとチャックを閉めたり、

食べ歩きする癖を改めたい…と反省。

 

バッグの中身でここまで私のだらしない人間性が出るなんて…

もし漂白剤がこぼれなかったら気付かなかっただろう。